国際シンポジウム「SOPHIA IGNATIAN YEAR SYMPOSIUM」を開催しました (2022年7月5日)
- 学院・大学の取組み
2021年5月20日から2022年7月31日の期間は、「イグナチオ年」として全世界でイグナチオの年を祝うイベントが開催されています。本学では、7月5日、東アジア・東南アジアのイエズス会系大学と連携してSDGsをテーマとした国際シンポジウム「SOPHIA IGNATIAN YEAR SYMPOSIUM」を開催しました。参加者はThe Association of Jesuit College and Universities in Asia Pacific(AJCU-AP)の代表 、アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)、輔仁カトリック大学(台湾)、サナタダルマ大学(インドネシア)、西江大学(韓国)、上智大学の5大学の学長、副学長等および学生によるチームで、使用言語は英語。本学四谷キャンパス10号館講堂を会場とし、海外および会場外の参加者はオンラインのパブリックビューイング形式で参加しました。
第1部はイエズス会系5大学代表者による取り組み紹介
シンポジウムに先立ち、ジョンジョセフ・プテンカラムグローバル担当理事と佐久間勤上智学院理事長より、それぞれ歓迎の挨拶があり、この貴重な機会を通じてイエズス会系の大学がお互いの活動について学び、相互協力のきっかけとなれば素晴らしいという激励がありました。
2部構成のシンポジウムの第1部は森下哲朗グローバル化推進担当副学長の司会により、AJCU-AP のプレジデント、および各大学の代表者による取り組み紹介が行われました。本学からは曄道佳明学長が「Sophia University and Sustainability」というタイトルで発表。「隣人性」と「国際性」を基盤とする教育研究活動を展開してきた本学が、教皇フランシスコによる環境をテーマとした回勅「ラウダート・シ」を受けて2021年に設置したサステナビリティ推進本部の活動や、関連する研究所などを紹介しました。
第2部は学生による各大学のユニークな活動紹介
第2部は学生セッションが行われました。伊藤毅本学国際教養学部教授の司会により、各大学の学生チームがそれぞれの活動内容を8分間ずつ発表。特色ある授業科目や先住民のコミュニティに関する活動、気候変動への持続可能な取り組み、日々の小さなアクションなどについて紹介しました。本学学生チームはKASA Sustainabilityとして、キャンパス菜園活動やキャンパス内でサステナブルなサービスが提供されている場所を示すマップづくりなどの最近の取り組みを紹介しました。
今後も相互に交流を続けることを約束
後半のディスカッションでは、キャンパスでのSDGs推進活動に伴う困難の共有や、ユニークな活動をしている大学への質疑応答など、活発な議論が展開されました。
最後に今回の参加者達は連絡先を交換。今後も活動状況を共有しあうことを約束し、3時間にわたるシンポジウムを終了しました。