大川 裕子Okawa Yuko
文学部史学科 准教授
研究プロフィール
専門は東洋史(中国前近代史)で、中国南方の地域開発について水利・農業の側面から研究している。近年は長江下流低湿地を対象として、水利技術書・本草書・農書などの文献記載の分析をもとに、人間が低湿地とどのように向き合いながら歴史を営んできたのかを検討している。関連の研究成果は以下の通りである(「長江下流低湿地における水生植物利用の変遷史」(『東洋史研究』第79巻第4号、2021年、「文献史料からさぐる植物と人間の関係史:中国長江下流におけるヒシ利用の歴史」庄田慎矢編著『アフロユーラシアの植物考古学』奈良文化財研究所、2019年)。