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グローバル・エシックスに関する研究
文学部哲学科 寺田 俊郎 教授

  • 1:貧困をなくそう
  • 2:飢餓をゼロに
  • 7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 16:平和と公正をすべての人に
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
  • 研究

【研究の概要】
「グローバル・エシックス」とは地球規模の課題に関する倫理のことである。グローバル・エシックスは、たとえば、環境劣化、難民や移民、武力紛争、貧困と飢餓、感染症などをめぐる問題を倫理学的な観点から考える。地球規模の課題は、もちろん、第一義的に政治的な解決が求められる問題である。だが、政治的な論議をしているだけでは、それらの課題はとうてい解決できない。そもそもそれらが我々の倫理観からしてどのような問題を含み、それに対して我々は人間としてどう向き合うべきなのかを考える必要があるのだ。自然科学や政治の観点からだけでなく、哲学、歴史、文学など、人文学的な観点からも考えなければならない所以である。

【将来の発展性】
倫理学とはまず哲学の一分野だが、ことグローバル・エシックスに関しては、歴史学、文学などの人文学やジャーナリズムとも連携して取り組む必要がある。上智大学文学部はそれに最適の研究・教育の場である。

担当教員

寺田 俊郎Terada Toshiro
文学部哲学科