学生職員がAll Sophians’ Festivalの講演会に登壇しました。

2025年5月25日に、卒業生にとって年に一度のホームカミングデーであるAll Sophians’ Festival(以下ASF) が開催されました。ASFの実行委員長である指出一正さんが登場した「わたしたちはソフィアで幸せを見つける〜サステナブル、リジェネラティブとウェルビーイング〜」という講演会が行われ、その後半には当室の学生職員3名が登壇しました。私たち学生が、上智大学をよりよくするために自身で考案した企画を壁打ち形式で指出さんに提案し、活発な意見交換を行いました。
私たち学生職員からは、これまでの授業や課外活動で培った知識と、湧き上がる好奇心をもとに、上智大生の睡眠に関する課題への対策や長期的な学官連携を目指した提言、さらにはキャンパス内を吹き荒れるビル風を活用した風力発電の導入案など、多角的な視点から上智大学のサステナブルな未来を見据えた提案を行いました。
「上智大生の睡眠に関する課題への対策」では教室や学内の空きスペースで寝ている学生の存在や、一部教室における二酸化炭素濃度の高さに着目し、教室の収容人数の見直しや換気の促進などの教室環境の改善や、パワーナップ(短時間の仮眠)のための専用スペースの設置を提案しました。
「上智大学の学官連携促進~上智らしい連携のあり方~」では日本の大学の高い研究力・教育力が十分に活かされていない現状を踏まえ、上智をハブとして自治体や研究者同士を結び付ける長期的な学官連携の構築が、新たな可能性を拓くのではないかと訴えました。
「メンストの風をエネルギーに変える風力発電導入案」では四谷キャンパスのメインストリート(通称メンスト)に吹く強い風を活用し、都心のキャンパスにも導入しやすい垂直軸型かつ羽なしの風力発電機の設置を提案。大学の脱炭素ブランドの強化に加え、「生きた教材」としての活用も視野に入れた案を示しました。
指出さんからは「渋谷で新事業を立ち上げている若者の企画は超帰省やDeathフェスなど名前から興味を惹かれるものが多かったのでキャッチーな名前を付けてはどうか」などといったご自身の体験やほかの若い世代の取り組みに基づいたコメント、そして実用に向けたアドバイスをいただき、学生職員一同、どうすれば企画を形にできるのか真剣に考える貴重な機会となりました。今後も学生職員は、上智大学におけるダイバーシティとサステナビリティの推進に貢献すべく、企画の立案、実行に取り組んでいきます。
ASF当日の様子は以下のURLよりご覧いただけます。
https://youtube.com/@allsophiansfestival?si=l4oWmr7_JyTAu9tG
(執筆:小野原)