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清泉女学院高等学校 高校1~2年生対象 理工学部一日実験体験 実施報告(2023年3月4日)

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清泉女学院高等学校 高校1~2年生対象 理工学部一日実験体験

■主管部署:学事局入学センター
■担当教員:理工学部物質生命理工学科 齊藤 玉緒 教授
■開催日時:2023年3月4日(土)10:00~15:30
■開催目的:
・理工系分野を志す女子生徒に対する大学での研究を体験する場の提供
・本学とカトリック高等学校との高大連携の一環
■参加者数:高校1年生7名、高校2年生17名、高校教員3名
■一日実験体験プログラム:
土壌微生物の生活環と形態変化、それに伴う遺伝子の発現変化(細胞分化)、コロナ禍で日常的に聞く
ようになった「PCR」検査の原理を理解する。

I. 午前(10:00~12:00)
・細胞性粘菌の生活環 ビデオによる説明 
 1)単細胞期と多細胞期が存在する(進化の過程を考える)
 2)柄細胞と胞子細胞の2種類の細胞からできている(細胞分化)
 3)走光性の観察(外界からの刺激に対する反応)
①細胞性粘菌とは
②ビデオによる粘菌の発生過程の理解 (走光性という現象を確認する)
③実際の発生過程を見てみよう(顕微鏡を使った実験)
④走光性のトレース実験(走光性によって粘菌が歩いたあとを染色する)
・PCR実験;PCRの操作を通じて遺伝子実験を体験する。

II. ランチタイム(12:00~13:00)

III. 午後(13:00~15:00)
・細胞分化の様子を細胞染色して観察する。
①LacZ 染色(固定までは済ませておく)室温と37℃の両方で染色して染色時間を比較する。
②染色中にLacZの原理の説明
③細胞の種類は何種類あるのかを班ごとに討論してもらう
④PCR結果をゲル電気泳動での確認と、その結果の説明。
⑤全体の振り返りと質問タイム、TAさんからの一言コーナー
IV. 先輩と一緒に上智大学を見学しよう(オプショナル学内ツアー30分程度)

■生徒からのアンケート回答(抜粋)
・授業で学んだことを実際に自分の目で見ることができて、とても楽しかった。
・先生もTAさんも優しく、質問したら分かりやすく説明してくれて実験が楽しかった。
・大学生になったらこんなに楽しい実験をできるのかと、とてもワクワクした。
・今まで漠然としか大学生活を想像できなかったが、(実際に体験したことで)凄くモチベーションが上がった。