上智大学主要キャンパスの環境負荷状況 ~エネルギー使用量及び温室効果ガス(二酸化炭素換算量)~
- 学院・大学の取組み
上智大学主要キャンパスで使用されるエネルギー※1は、四谷キャンパスが94.2%を占めています。(図1)
消費されるエネルギーの種別は、電気が77.1%、都市ガス(LNG※2)が22.8%を占めています。燃料(重油等)は、主に秦野キャンパスの暖房等に使用されていますが、全体に占める割合は極めて低いです。 (図2)
施設面において、主要キャンパスが排出する温室効果ガスは、エネルギー使用の他、主に上下水道の使用に伴うもの、廃棄物の処理に伴うものがあります。
これらの使用に伴う温室効果ガスの排出量を2022年度の使用、廃棄量から試算しました。※3
2022年度に排出した温室効果ガス(二酸化炭素換算量)は、13,846トンで、電気の使用に伴う排出量が約73.1%、都市ガス(LNG)の使用に伴う排出量が約23.1%を占めています。(図3)
2020年度から2021年度にかけて主要キャンパスで使用する電気を実質的に再生可能エネルギー100%とする電気を購入しています。また、2021年度に四谷キャンパス及び目白聖母キャンパスの都市ガスはカーボンニュートラルLNG※4 を購入しています。
これにより、一部の施設※5を 除き電気及び都市ガスの使用に伴う温室効果ガスの排出を実質的に排出量ゼロとすることができ、大幅(約94.9%)に削減できています。
※1 2022年度のエネルギー使用量
※2 液化天然ガス
※3 上下水道の試算は東京都C&T制度における排出係数を準用
廃棄物の試算においては、大部分を占める四谷・目白聖母キャンパスを対象としLCIデータベース IDEA Version 2.3を引用 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 IDEAラボ 一般社団法人サステナブル経営推進機構の著作物)
※4 ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスをクレジットで相殺し、実質的に排出量ゼロとするLNG
※5 賃借入居分、学生寮等