ガーデニングワークショップ~グループ活動編~
- 学院・大学の取組み
9号館アクティブコモンズで5月より開催している、ガーデニングワークショップ。本ワークショップは、マークイズみなとみらい屋上庭園などを手掛ける株式会社グリーン・ワイズ様からアドバイスを受けながら、「苗植え」「収穫」「活用」までの植物循環について学ぶことができます。
*これまでのワークショップの様子はこちらからご覧いただけます。
第3回のワークショップを経て、夏休み期間には各グループで「活用」の段階にあたる活動を行っています。今回は、ワークショップ内で作ったハーブを使用してイタリアンパーティーを行った「オイシーノ!」グループを紹介します。メンバーの一人であり、普段からヴィーガン料理や環境活動を行っている原渚紗さん(フランス語学科3年)にお話を聞きました。
―まず、活動を始めたきっかけはなんですか?また、合わせてワークショップに参加した理由も教えてください!
(原さん)大学生になり、毎日自分と母のお弁当を作るようになったことを機に料理が好きになりました。同時に、幼い頃から母がオーガニックや無農薬の食材にこだわって料理をしてくれていたことの大切さに気が付きました。この経験が、現在の活動の源になっています。
私たちは食べたものでできています。人間が健康であるためには、地球も健康でなければありません。なぜなら人間は環境の一部だからです。この考えを元に、身体と環境に優しい料理をしています。食の問題から派生して、環境問題全般に興味を持ち、Green Sophia(学生活動団体)では環境活動を行っています。ワークショップに参加した理由は、自分で植物を育てることには興味があったものの、なかなか挑戦できずにいたからです。大学内でのガーデニングは勉強の息抜きになりそうだし、友達と協力しながら育てるのは楽しそうだと考え、参加することにしました。
「私たちは食べたものでできている」。環境問題や環境保全と聞くと、何かやろうとしても規模が大きくハードルが高いように感じることがありますが、自分たちの身体の健康のためにも、地球環境を大切にしていくという原さんの考え方は、自分の身の回りでできる一つ一つのことが地球環境につながるのだと教えてくださっていますね。
―ワークショップでは、グループで育てる植物から活動内容まで話し合いで決定しました。「オイシーノ!」グループでイタリアン料理を作ろうと決めた経緯を教えてください。
(原さん)写真映えするオシャレなパーティーがしたいねという話になりました。ハーブ類は育てやすいと聞き、ハーブがメインのイタリアン料理を作ることにしました。
具体的な料理は、当日家にあった材料を見て決定!ハーブを活かしたオシャレな料理を作ることができ、パーティーは大成功でした。
―最後に、このワークショップで学んだことや良かったことはありますか?
(原さん)2つあります。1つ目は、自分で植物を育てて食べる喜びを知ったことです。ハーブを育てるのは意外と簡単で、自然にすくすく育ちました。授業の合間に植物の成長を見に行くという楽しみが増えました。また、自分で育てたハーブは本当に美味しかったです。植物は癒しになりますし、それを頂くことは食べ物への感謝を深めることに繋がりますね。
2つ目は新たな仲間と出会えたことです。私たちのグループ3人は、学年も学部もバラバラで、このワークショップがなければ絶対に出会わなかったメンバーでした。初めは緊張していましたが、会う回数を重ねるごとに仲良くなり、最終的に楽しくパーティーをすることができました。それぞれ専門分野が異なるため考え方が多様で、皆の話は大変興味深かったです。ガーデニングは人と人を繋げる可能性を持つと感じました。
原さんのお話から、自分で育ていただくという環境と食の大切さ、ガーデニングを通して交流やイベントが生まれるコミュニティガーデンの意義を、改めて感じることができました。
全体で行う活動としては、最終回である第4回目のワークショップが9月25日に開催されます。今回紹介した「オイシーノ!」グループをはじめ、全5グループがグループ活動の様子を報告し合い、ワークショップを振り返ります。それぞれのグループ活動をお伝えできればと思いますので、次回のレポートもお楽しみに!!
(学生職員 橋野)