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【廃棄物に関するお知らせ】 第3回 ペットボトル

  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 学院・大学の取組み
  • 社会・地域連携

第3回のテーマは、飲料容器としてとても身近な「ペットボトル」となります。

1. ペットボトルの材質と廃棄量

(1)複数のプラスチックから成るペットボトル

ペットボトルは、ボトル・キャップ・ラベルを組み合わせてできており、各々が異なる種類のプラスチックを使用しています。ゴミを出した後のリサイクルの際に非常に重要になります。資源を大事にするためにも、きちんと分けて出すことで、エコな環境づくりに貢献できます。

①ボトル:ボトルには左のような識別マークが付いており、PET(ポリエチレンテレフタレート)という材質のプラスチックが使用されています。

②キャップ:左の識別マークが付き、PP(ポリプロピレン)かPE(ポリエチレン)というプラスチックが使用されています。

③ラベル:PS(ポリスチレン)かPP(ポリプロピレン)というプラスチックが使用されています。

(2)廃棄量

ペットボトルの廃棄量は紙類や廃プラスチック類と比べるとかなり少なく、やや意外な印象をうけるかもしれません。

2. 排出されたペットボトルはどうなる?

下の表は本学に自動販売機を設置しているアサヒ飲料(株)様の事業会社からいただいた資料となります(※上記データは、上智大学だけではなく、アサヒ飲料(株)様全体での数字となります)。

ボトルの回収率は100%近く、リサイクル率はほぼ90%で、一般的にはボトルか、食品トレーや卵パックなどの「シート」に再生されます。

しかし、キャップの回収率は8%ととても低く、さらに使われているプラスチックの材質がバラバラで多色であるため、キャップはキャップにリサイクルすることが難しく、ほぼサーマルリサイクル(廃棄物を焼却した際の燃焼熱をエネルギーとして利用)として処理されています。

本学においてもペットボトルのリサイクル率はほぼ100%ですが、キャップのプラスチック製品へのリサイクル率は低いことが課題となっています。

3. ペットボトルキャップの回収

2023年9月より、8・9・11ピロティの自動販売機の近くにペットボトルキャップの回収ボックスを設置いたしました。

これまでほとんどがサーマルリサイクルとして処理されていたペットボトルのキャップが、皆様のご協力でクリアファイル、スーパーの買い物カゴ、プランターなどに再生されます。

ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

4.ウォーターサーバーの設置

学内にはウォーターサーバーが全部で14か所に設置されています。マイボトルを使用していただくことでペットボトルの廃棄量の削減につながります。

ウォーターサーバーの設置箇所は以下のURLにマップが記載されていますので、ぜひご活用ください。

今回はここまでとなります。次回以降もどうぞよろしくお願いいたします。