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【後編】廃棄物に関する上智大学の課題や取り組みについて

  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 学院・大学の取組み

以前、計6回に分けて本学の廃棄物に関する取り組みをご紹介した通り、本学では「インクルーシブかつサステナブルな学校・職場環境の整備」を意識したキャンパスづくりを進めています。

そこで今回は、廃棄物の種類ごとに本学の現状や課題、取り組みについて、詳しくご紹介します。
後編は、再生利用物と粗大ごみ・金属屑についてです。

☆再生利用物について

再生利用物は、主にビンや缶、ペットボトルや食用油などのことであり、今回はペットボトルについて詳しくご紹介します。
本学では、ペットボトルごみの発生量は微増しているものの、リサイクル率は100%のままを維持しています。
(ペットボトルには、様々なプラスチックの種類が使われています。ボトル部分はボトルに再生、キャップやラベルはプラスチック原料に再生もしくは廃棄物を燃やす際に発生する熱エネルギーを回収して利用するリサイクル方法であるサーマルリサイクルが行われています。)

本学では、ペットボトルのボトル、ラベル、キャップを分けて廃棄することが課題として挙げられています。これらをきちんと分別することにより、より環境に配慮したリサイクルを行うことができます。

そこで、本学では主に以下の2点の取り組みを行っています。
ピクトグラムや色分けで分別が分かりやすいゴミ箱を試験的に設置し、ゴミ箱付近にイラスト入りの分かりやすい掲示の貼り付けを行う。
キャップ専用の回収ボックスを設置する。
(キャップ回収は、有志の課外活動団体にもご協力いただいています)

☆粗大ごみ・金属屑について

本学での粗大ごみの発生量は非常に多く、リサイクル率は約94%です。
毎年、大量の什器が廃棄されることが課題として挙げられます。

そこで、本学では主に以下の2点の取り組みを行っています。
①学内での什器の再利用を推奨する。
②コンピューター機器類のリユース・リサイクル業者による買い取りを2022年12月より開始する。

☆学生にできること

①ペットボトルごみの分別
今まで、ほとんどサーマルリサイクルがされていたペットボトルのキャップは、分別をしてもらうことによって、クリアファイル等に再生されます8・9・11ピロティの自動販売機の近くにペットボトルキャップの回収ボックスが設置されていますので、分別にご協力ください。

②マイボトルの持参
本学では、14箇所にウォーターサーバーを設置しています。マイボトルを持参することで、ペットボトルごみの削減にご協力ください。

③使わなくなったコンピューター機器類の寄付
使わなくなったコンピューター機器類は、以下のサイトから「リユース募金」として寄付することができます。寄付いただいたPCの査定金額は、学校法人上智学院が募集する「SOPHIA未来募金」「グローバルキャンパスの創成とサステナビリティ推進に関わる支援」のために使われます。

上記の3点を行うことで、私達学生は、廃棄物の分別や削減に貢献することができます。
是非、一緒にサステナブルなキャンパスを目指しましょう!!