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    総合人間科学部心理学科 横山 恭子 教授

小児医療を受けている子どもと家族の支援
総合人間科学部心理学科 横山 恭子 教授

  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 研究

【研究の概要】
小児科には、慢性疾患に苦しむ子どもとその家族、現在のところ治癒は期待できない疾病や障害に苦しむ子どもとその家族、小児がん等治るようになったけれども治療によって晩期合併症や体の一部の喪失等に苦しむ子どもとその家族など、さまざまな子どもとその家族がおります。そのような子どもやその家族に対する心理的な支援は、これまでは十分には行われてきませんでした。

 苦しみは人それぞれなので一概にこれが良いとはいえず、全てオーダーメイドでかつ本人を含むチームの中で支援を考える必要があります。また、全ての人が支援を必要としているわけではないことに加え、支援を必要とするということが弱いということではないということにも配慮は必要です。
 心理学や臨床心理学のこれまでの蓄積を踏まえ、適切なアセスメントの元に、一人一人が「明日」を楽しみにできるような支援を提供するためには何が必要なのか、日々の臨床実践の中で考えていきたいと思っています。

【将来の発展性】
 小児医療の中で提供できる心理支援の水準が一定以上に保たれ、必要な人のところに必要な支援が届くようになれば、「全ての人に健康と福祉を」という問題により近づくと思われます。

担当教員

横山 恭子Yokoyama Kyoko
総合人間科学部心理学科