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COVID-19予防行動に関する研究
総合人間科学部心理学科 樋口 匡貴 教授

  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 研究

研究の概要】
2020年当初よりCOVID-19は世界全体の関心事となっている。本研究プロジェクトでは,外出や対人接触の回避などのCOVID-19への予防行動について,東京都民を対象にオンラインパネル調査を継続的に実施している(2020年4月開始,2021年末までで計10波)。調査では,COVID-19予防行動として推奨されている外出や対人接触の回避行動に加え,新型コロナウイルスを脅威に感じている程度や,推奨されている予防行動を実施できると考えている程度,他の人がどの程度予防行動をとっているかに関する認識などについても尋ねている。これまでの調査によって,緊急事態宣言のような社会制度的枠組みによって予防行動の程度が変化することや,その行動をすべきであるとの認識が予防行動の実施と大きくかかわっていることなどが示されている。

【将来の発展性】
今後も継続的な調査を行うことで,今後も継続すると考えられるコロナ禍への対応について,データに基づいて議論することが可能となる。さらに,緊急的な事態における人間の行動変容のメカニズムという心理学・行動科学上の重要な問題解明にもつながるだろう。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/68/9/68_20-112/_article/-char/ja/

担当教員

樋口 匡貴Higuchi Masataka
総合人間科学部心理学科