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    地球環境学研究科地球環境学専攻 柘植 隆宏 教授

グリーンインフラに関する研究
地球環境学研究科地球環境学専攻 柘植 隆宏 教授

  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 研究
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【研究の概要】
気候変動の進展に伴い水害や土砂災害などの自然災害が増加する中、防災や減災のためのインフラ整備の重要性が増している。そのような中、自然災害に対して脆弱な土地の利用を見直したり、自然の働きを活用して対処したりするグリーンインフラストラクチャー(グリーンインフラ)が注目を集めている。自然を活用するグリーンインフラは、ダムなどの人工的なインフラ(グレーインフラ)の設置と比較して、生態系や景観に与える影響がより小さいだけでなく、建設に要する費用や将来にわたる維持管理の費用も小さい場合が多い。グリーンインフラを活用する、いわゆる「生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)」について、経済学的観点からその費用対効果の分析を行っている。

【将来の発展性】
気候変動がもたらす豪雨による河川の氾濫等に対する森林や遊水池を活用した治水を中心に研究を行っているが、今後はより広範な自然災害に対するグリーンインフラへと研究対象を広げる予定である。

Comparing green infrastructure as ecosystem-based disaster risk reduction with gray infrastructure in terms of costs and benefits under uncertainty: A theoretical approach

担当教員

柘植 隆宏 tsuge takahiro
地球環境学研究科地球環境学専攻