体育会所属の学生たちが主導して四谷キャンパス集団献血を実施
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4月17日、18日の2日間にわたり、本学体育会と日本赤十字社の合同企画として、四谷キャンパスで体育会所属の学生たちによる集団献血が行われました。好天にも恵まれ、2日間で80人の学生が献血に協力しました。
この企画は、コロナ禍で輸血用血液の在庫がひっ迫していることを知ったサッカー部が、ボランティア活動の一環で参加した池袋での献血活動がきっかけとなりました。この献血協力に体育会本部のメンバーが賛同。体育会全体として献血に協力することを決定し、日本赤十字社に提案し、キャンパスでの集団献血が実現しました。
企画に携わったサッカー部ボランティア部門の長南航太さん(文学部英文学科3年)は、「東京都を含む1都9県で、2019年度の10代の献血者数は必要人数に対して2.5万人少ない深刻な状況だと知りました。今後もコロナ禍において学校や企業での集団献血が実施できないと、助かるはずの命が救えないのではないかと感じ、対面授業の再開にあわせて、学内集団献血の機会を何とか設けられないかと考えました」と開催に至った経緯を説明しています。
体育会所属の学生たちは、ソーシャルメディア等を活用して参加者を集めたほか、献血バスの誘導、献血実施に必要な机や椅子の設置のサポート、参加受付業務など、当日も多岐にわたり集団献血の運営をサポートしました。
日本赤十字社東京都赤十字血液センターの山本貴子さんは、この度の四谷キャンパス集団献血について「コロナ禍で都内の学内献血が軒並み中止となり献血の機会が減る中、上智大学体育会学生全体として同世代が献血する機会を作り、社会のちからになればとの思いのもと、企画立案して学校側と調整までしていただいた自主性にスタッフ一同、嬉しくありがたく思っております。当日も学生に追加参加を呼び掛けてくださったり、様々フォローしていただき感謝しています」と話しています。
この集団献血の様子は、テレビニュースやネットニュースでも取り上げられるなど、大きな話題を集めました。