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上智学院中高4校の生徒へダイバーシティに関する講義を行いました

 2024年11月14日~12月7日にかけて、上智学院ダイバーシティ・サステナビリティ推進室及び中等教育事務室が、イエズス会中等教育部門4校(栄光学園・神奈川、六甲学院・兵庫、広島学院・広島、上智福岡・福岡)の生徒を対象に、ダイバーシティに関する講義を実施しました。 

 この講義は、2025年3月22日~23日に行われた上智学院中高4校向けアイデアソンコンテストの事前学習として、「アイデアソンの楽しさを伝えること」、「コンテストに参加しない生徒にもインクルーシブの視点に触れてもらうこと」を目的として開催されました。 

(写真:上智福岡での講義の様子) 

 ダイバーシティ・サステナビリティ推進室の学生職員が内容を設計し、当日の司会進行や運営なども担当しました。年齢の近い学生職員と生徒たちはすぐに打ち解け、どの学校でも笑顔が溢れ、活発な意見が飛び交う学び多い時間となりました。 

(写真:広島学院での講義の様子) 

 講義は「思いやりを学ぶ」をテーマに、ユニバーサルデザインの考え方を体験的に学ぶプログラムを展開。誰もが使いやすい設備の設計という“ハード面”と、誰もが気持ちよく過ごせる環境づくりという“ソフト面”の両面からユニバーサルデザインを考える、「クイズ!このユニバーサルデザインは誰のため?」や、「みんなが楽しめる学校をデザインしよう!〜『見えない壁』を解消する新アイデア〜」と題したアイデアソンを実施しました。 

(写真:六甲学院での講義の様子) 

 アイデアソンでは、グループごとに多様な背景や特性が設定されたキャラクターが配布され、「各キャラクターが学校生活を楽しむにはどうしたらよいか」という視点でアイデアを出し合い、発表を行いました。各校の行事を活かした提案や、校内設備の工夫、日常のちょっとした配慮など、バラエティに富んだ創造的なアイデアが多数生まれ、会場は大いに盛り上がりました。 

(写真:栄光学園での講義の様子) 

 この講義が参加された生徒の方々にとって、身近な学校の中にも「見えない壁」を感じる人がいることに気づき、その壁を取り除くために考え、自ら行動するきっかけになれば幸いです。そして、誰もが自分らしくいられる環境づくりが、自分自身にとっても心地よい学校生活へとつながっていく——そんな気づきが、これからの日々に活きていくことを願っています。 

(学生職員・大田原)