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東亞合成株式会社と合同ビーチクリーニングを実施しました!

2025年9月26日に東亞合成株式会社社員とダイバーシティ・サステナビリティ推進室の職員および学生職員が共同で海ごみゼロウィークの規定に従い、ビーチクリーニングを実施しました。
この日は前日に比べてかなり暑い日になりましたが、海風が気持ち良く吹く葛西海浜公園で行われました。ビーチクリーニングのテーマは、「身近なものの行方を辿る」。私たちが日常的に使うものがどこにたどり着くのかを考える機会としました。

そこで私たちは、ビーチクリーニングの一環で事前にサステナブルな素材で作られたTシャツを藍染めし、そのTシャツ当日着用しました。
また、一部の学生と社員は、当室の学生職員によってデザインされたTシャツを着用しました。

海浜公園に到着すると、浜辺が想像以上にきれいでした。公園管理者に話を聞くと、風向きにより浜辺のごみの堆積に変化があるそうです。しかしながら、清掃用具を持って歩いてみると、見えにくい場所には大きめのごみが多く落ちていたり、浜辺には遠くからは見えない小さなプラスチックの破片がたくさん落ちていました。これが放置されたままでいるとゆくゆくはマイクロプラスチックと呼ばれるものになるのかと複雑な気持ちになりました。

今回のビーチクリーニングには、6名の学生職員が参加。ビーチクリーニングをして学んだことを聞いてみました。初めてビーチクリーニング活動に参加した学生からは、「最初は思ったよりもきれいだと感じたが、岩場の隙間には大きなゴミが挟まっていて驚いた」との声がありました。容器の破片や中身の入ったペットボトル、ガラス瓶など、想像以上に多くのゴミが見つかり、取り除こうと試みたものの、岩の間にしっかり挟まっていて取れないものも多く、もどかしさを感じていました。また、「これらのゴミが波に打たれて粉砕され、少しずつ海を汚していくことを考えると、最初から適切に処理されていればどれほど違っただろうかと考えさせられた」という意見が聞かれました。

砂浜では、小さなプラスチック片が無数に落ちており、マイクロプラスチック問題の深刻さを改めて実感したという声も多く聞かれました。海岸に落ちていたゴミの多くはペットボトルやビニール袋、見覚えのあるパッケージ製品など、私たちの生活に身近なものであり、「普段の生活で使っているものが流れ着いている様子を見て、ものに対して『自分の手から離れたらそれで終わり』ではなく、その後の行方にも関心と責任を持つべきだと感じた」との感想も寄せられました。

また、今回の活動は、企画から運営まで東亞合成の社員の方々と密に連携しながら実施しました。学生からは、「準備段階から当日の運営に至るまで、サステナビリティに取り組む企業の方々と協働できたことは非常に貴重で刺激的な経験だった」との声がありました。当日は、社員と学生が混合チームを組んで活動したことで、多様な視点から環境問題に向き合うことができました。

学生たちは、「今後も大学の枠を超え、企業をはじめとする学外の方々と積極的に連携しながら、サステナブルな社会の実現に向けて行動していきたい」と意欲を語っていました。

(学生職員:チャドリー、吉岡)