石澤 良昭Ishizawa Yoshiaki
アジア人材養成研究センター 教授
研究プロフィール
専門は東南アジア史、カンボジア・アンコール時代の碑文学。 上智大学時代の恩師ポール・リーチ教授の導きでカンボジアに行き、アンコール・ワットの前に立つ。その時の衝撃と大疑問が私の研究の原点となる。1961年大学卒業と同時にカンボジアに行き、 アンコール遺跡研究の第一人者グロリエ教授に師事。1980年西側の遺跡保存専門家として初めて内戦中のカンボジアヘ乗り込み、アンコール遺跡の荒廃ぶりを世界に訴える。ポル・ポト政権崩壊後、 カンボジア人保存官が3名しか生きて戻らなった事実を知り、1991年から保存官人材養成を遺跡現場で開始。爾来32年の歳月が流れ、現在も卒業制作を兼ねたアンコール・ワット西参道修復工事が続行中。