RNAをターゲットとした医薬品の構造解析・デザインプラットフォーム
理工学部物質生命理工学科 近藤 次郎 教授
- 研究
【研究の概要】
従来の医薬品は、病気の原因となるタンパク質をターゲットとしてデザインされてきました。しかし最近では、新しい創薬ターゲットとして、タンパク質の設計図となるメッセンジャーRNAや、タンパク質の合成量を調節するノンコーディングRNAなど、多様なリボ核酸(RNA)が注目されています。
私たちが本学理工学部に新たに立ち上げた「RNAターゲット創薬デザインユニット」では、日本におけるRNAターゲット創薬の研究拠点として、国内の製薬企業やアカデミアの医薬品開発研究を独自の構造解析・デザイン技術で支援しています。
【将来の発展性】
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム」は日本国内の30の大学・研究機関によって構成されており、私たちの研究ユニットはRNAターゲット創薬の研究拠点として位置づけられています。また、プラットフォームを構成する他の研究機関と緊密に連携することで、平常時にはシームレスな創薬を、パンデミックなど緊急時には迅速な創薬を可能にする体制を整えています。
上智大学理工学部RNAターゲット創薬デザインユニット:https://jkondo.wixsite.com/rnadesign
AMED創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム:https://www.binds.jp/
担当教員
近藤 次郎 Kondo Jiro
理工学部物質生命理工学科