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【企業様インタビュー】株式会社パン・アキモト~Vol.2~ & 「救缶鳥Jr.」上智オリジナルラベル缶の販売について

  • 2:飢餓をゼロに
  • 12:つくる責任 つかう責任
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  • 社会・地域連携

Q3. 上智大学と提携したきっかけはございますでしょうか?

上智大学の100周年のイベントで(2013年)、職員の菅谷さんから連絡をいただきました。営業担当が説明をしたときに、ソフィアの考え方が合っていたし、100周年というタイミング、そして防災への意識が高まっているときでした。

大学として、近隣の地域の方々や学生への支援、備蓄だけではなく、救缶鳥は海外にももっていけるということで、ご採用いただき、今も続いています。


Q4. 御社HPより救缶鳥プロジェクト参画団体一覧を拝見し、多彩な企業・団体がこのプロジェクトに賛同し参画されていると認識しております。差し支えない範囲で結構ですので、本学以外の参画団体における申し込み状況や、情報宣伝方法等ご存じでしたら教えていただけますでしょうか。今後の本学での救缶鳥プロジェクト宣伝活動の参考にさせて頂きたく存じます。

数としては、年間約10万缶程度販売をしています。戻ってくるのは、7割を目標としています。

トルコの地震の時に、「救缶鳥を送りたい」と連絡があり、直ぐに救缶鳥のパートナー団体である「ハンガーゼロ」へ相談をした所、まず今は復旧段階であることとハラルの問題がありました。マーガリンの中の原料に豚脂があり、宗教上気にされる方がいるので、4月以降に取り組もう、となりました。

情報発信は、メディア掲載と、社長よる講演会が多いです。顧客から顧客にご紹介いただくことが多いが、自治体は入札制度がハードルとなっています。CS意識が高い企業や、SDGsに感心が高い学校関係に、ご採用いただくことが多いです。


Q5. ご担当者様より4月より救缶鳥リニューアル予定と伺っております。リニューアルに関して利用者の方へのアピールポイント等がございましたらお聞かせください。

リニューアルするにあたって、原材料、送料の高騰が問題になるな、と考えていました。救缶鳥は回収費用もあるため、粗利が高くありません。会社としては救缶鳥を広めたい、でも赤字がまずい、といろいろ悩んでいる中、去年から、賞味期限5年の商品を開発しました。ハウスさんの乳酸菌を入れ、また「卵」を原料から抜く事に成功し、卵アレルギーの方でも食すことが出来る「エッグフリー」の商品としてアピールできます。

しかし、CSRの観点から、救缶鳥は3年半という賞味期限としました。価格に関しても、大口の顧客は緑の救缶鳥、小口の顧客向けには前からある救缶鳥という製品ラインナップを分けました。


Q6. 私たちサステナビリティ推進本部で大学としてSDGsを推進する取り組みに従事しているのですが、御社が企業としてSDGsに取り組む意義などは、ございますでしょうか。

コロナ禍により、地域社会ならびに観光産業に大きな影響がありました。多くの方が自粛している中、チラシを配ってパンを売ろうとすると「密を作るな」と嫌な顔をされます。なんとか地域社会を取り戻せないかと考え、「芝生のサッカー場作り」に取り組みました。

秋元信彦様

子供たちが集める環境をつくるのは、誰も反対しません。子供サイズのピッチに天然芝生を敷くと約500万円かかるため、企業の財団などに相談をすると、「一企業への支援は難しい」と言われました。そこで、クラウドファンディングで、120万円集めて、乗用の草刈り機を購入することに成功しました。

令和元年に、社会貢献支援財団に救缶鳥が表彰されていて、アキモトから電話をしたところ、ちょうど、継続的に社会貢献をしている団体を表彰する賞があると説明がありました。奨励賞の賞金が300万円。芝生屋に相談したら、一番時間がかかるのは人件費だったので、芝生の苗の植付作業は自前でやる方針になりました。

その社会貢献支援財団の会長は安倍 昭恵さんで、来訪された当日、泥だらけになりながら一緒に芝生の苗の植付作業を行ってもらいました。芝生の苗を植えてから、綺麗な芝生に育つまで約3年かかると言われています。 現在、きらサパへ登録頂いている小学生のチームは約100チーム。

来年は冬も使えるように、冬芝を撒く予定です。大会を開けば開くだけ、パン屋も使ってもらえますし、お互いにWIN-WINになります。こういう活動が、結果としてSDGsに繋がっていきます。

意識が高いところ、低いところ、両方ありますが、上智の学生は、かなり意識が高いと思います。人のためにという考え方、隣人性が、根幹にあるのでは、と感じています。


Q7. 今後の御社の取り組みについて、目標や展望がございましたらお聞かせください。

救缶鳥を増やしたいです。年間10万缶、これが100万缶になれば、笑顔の数が増えるだろうと。日本は地震大国。防災や備蓄は、出来るうちにやっておくにこしたことはないです。日本は少子高齢化だが、アフリカは子供の数が増えている。なんとか世界の子供の笑顔を増やしていきたいですね。


Q8. 最後に、学生へのメッセージをお願いいたします。

3.11の時の、陸前高田に佐々木 一義さんと出会いました。震災以前に経営されていたスーパーをたたんだ後、ホテルのマネージャをされている時に、奥さんを津波で流されてしまいました。現在、市議会議員されている佐々木さんと話していて強く思うのは、「いまを大切に生きないといけない」ということ。現在43歳の私の同世代の方々も、病に倒れたり事故に巻き込まれてしまったり等で亡くなった知人もいます。人生なにが起きるか分かりません。

今の学生は、SDGs意識、社会貢献への意欲が高いです。いま出来ることは、いま一生懸命がんばってほしいと思います。「やらずに後悔するよりも、やって失敗したほうがいい」と私は思います。自分で行った事は全てが「経験」になります。実際に行ってみて、もし自分に合わなければやめればいいだけの話。いろんなことにチャレンジしてほしいと思います。



秋元専務、ありがとうございました!


弊学では「救缶鳥Jr.」上智オリジナルラベル缶を販売しております。

購入代金の一部はSOPHIA未来募金としてお受けし、大規模災害による本学被災学生の就学支援(授業料の減免や一時見舞金、学生生活に係る支援)として活用させていただきます。

◆金額◆

ストロベリー味・オレンジ味・ブルーベリー味、各種4缶計12缶で7,200円(税込・送料込・手数料別)

※「救缶鳥Jr.」リニューアルに伴い、2023年4月1日以降お申込分より上記のとおり金額が変更となります。

◆申込方法◆

「救缶鳥Jr.」上智オリジナルラベル缶はメールでのお申込みとなります。

※メール件名を「上智大学救缶鳥Jr.12缶セット申込」とし、

氏名、郵便番号、住所、電話番号、支払方法(振込または代引)、注文数量を

明記のうえ、下記メールアドレスへお送りください。

E-mail: kyucancho@panakimoto.com