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Diversity Channel プロジェクト
理工学部情報理工学科 高岡 詠子 教授

  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 16:平和と公正をすべての人に
  • 研究

【研究の概要】
私たちは多様性を認め合わない世界で幸せになれるでしょうか。そういう問題意識を持つメンバーが集まり外国にルーツのある人が日本で安心して健康に働くためのポータルサイト「ダイバーシティチャンネル」の開発を目指しています。

外国にルーツのある人々が日本の医療機関を受診する場合の言葉の壁は大きい問題です。さらに働く上でも大きなコミュニケーションの壁があります。これらの問題解決のため、外国ルーツの人たちが安心して医療にアクセスするための情報発信、外国人介護士・看護師の知識・技術の向上を支援するツール開発を行っています。
さらにただでさえ日本語でのコミュニケーション能力が不十分な中、高齢者が話す方言に対応しなくてはならず方言が理解できずに困っているという現状があります。この問題を解決するために、沖縄、和歌山の方言辞書アプリを開発しダイバーシティチャンネル上で試験的に公開しています。

【将来の発展性】
公開している情報はどなたでもHPで見られるので国内の医療機関や介護施設などに普及させていきたいと思います。沖縄、和歌山の方言辞書アプリを拡張し、医療・介護に特化したアプリに改良。実証実験を行い実用化を目指します。また、他の地方の方言辞書アプリの作成にもトライしたいと思っています。言葉の壁によって、受けられるべき医療や介護などのサービスが十分に受けられないということがないように、外国人労働者たちに安全・安心な労働環境を提供したいということです。

多言語を尊重し、異言語、異文化に対して開かれた社会に向けて少しでも貢献できればと願っています。

ダイバーシティチャンネル

担当教員

高岡 詠子 Takaoka Eiko
理工学部情報理工学科