2025年度女性研究者グローバル育成奨励賞 授賞式が行われました
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2025年6月2日、四谷キャンパスにて「2025年度女性研究者グローバル育成奨励賞」の授賞式が行われました。「女性研究者グローバル育成奨励賞」は、理工学研究科の女子学生を対象に、学生の高い研究成果を奨励するとともに、理工学分野の研究におけるさらなる活躍への期待を込めて行われます。今回は、博士前期課程2年に在籍する5名の学生が受賞しました。

杉村学長は、「今回の受賞は学生の行動力と教授の指導力の努力の結果です」と祝辞を述べるとともに、「今後も広い視野を持って、上智らしい研究を行っていってほしい」と将来に対する思いを述べられました。受賞者には杉村学長から一人ずつ賞状が手渡され、受賞者からは選ばれたことの喜びと同時に、研究に対する熱意の声が聞かれました。



授賞が終わると、学生それぞれの研究内容と理工学部の現状について学生と教授方からお話がありました。学生の研究内容は、資源循環素材の研究、リニア新幹線や核融合に使われる超伝導の研究など多様です。また国際学会、口頭発表への参加や学術雑誌への掲載実績があるなど、国内に限らず国外においても研究分野の進展に貢献をしていることが窺えます。

学生からは「女性の研究者が増えていることが心強い」という言葉があり、それに対し杉村学長は「上智大学は理工学部の女子学生が他大学より多い」という点にも触れられました。一方で、学生の指導教員からは、電気系の研究を主に行う機能創造理工学科の女性の割合は理工学部の中でもまだ少ないと述べ、今回の受賞は貴重であり、今後女性の研究者が増えることに期待していると述べました。


受賞式の最後には、高井理工学研究科委員長からは 「研究成果をジャーナルに残せるようにし、歴史に名を刻んでほしい」という強いメッセージが送られました。
同じ学生として、受賞者の方々の学問に対する熱意が非常に印象的でした。今回の経験を通じて深く感銘を受け、自らの研究にも一層の熱意をもって取り組んでいきたいと強く感じました。
(執筆:チャドリー)