コンテンツへスキップする

起業サークル「Sophia Start-up Club」

  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 8:働きがいも経済成長も
  • 課外活動団体

起業に興味のある上智学生の居場所を提供している上智大学起業サークル「Sophia Start-up Club」を創設し、代表を務めている酒井天音さんと運営メンバー関口茂惠さんにインタビューを行いました。

——Q1まず、自己紹介お願いします!

酒井:上智大学経済学部経営学科1年生の酒井天音と申します。2021年の春に入学して4月からTwitterで起業に興味のある人を募集し、「Sophia Start-up Club」を立ち上げました。現在は100名以上の上智学生が所属しています。
関口:上智大学 理工学部 機能創造理工学科 1年生 関口茂惠と申します。私は、酒井さんがTwitterでSophia Start-up Clubのメンバーを募集していたことをみて、参加することになりました。

——Q2 Sophia Start-up Clubの創立背景について教えてください。

酒井:起業に興味のある学生たちが集まれる居場所を作りたかったのがきっかけです。上智卒業生の進路を見ると、上智出身の起業家はあまりいません。また、就職先も、銀行や商社が多いのでやや保守的だと思いました。一方で、他大学にはインキュベートプログラムや起業サークル、卒業生の起業家と学生を繋ぐシステムがあり、スタートアップが盛り上がっています。
それを見て、圧倒的に少数派ながらも起業・スタートアップという選択肢を選んで、社会をよりよくしようとする上智の若者にとっての居場所を作りたくて、Sophia Start-up Clubを立ち上げました。

——Q3 関口さんのサークルに入ったきっかけを聞きたいです。

関口:「居場所を作りたい」と言う酒井さんの想いもあり、私の場合は、最初起業に興味があったわけではなく、起業のことを考える意識の高い学生たちと交流したかったのが参加のきっかけです。みんなで高め合う居場所に参加したら、自分自身の将来設計の助けになると思っていました。
しかし、Sophia Start-up Clubに入り、行動力を持った人々に出会ってから、段々と自分も何かしたいという気持ちになりました。現在は、元から興味のあった化粧品ブランドを立ち上げたいと思っています。

——Q4 活動理念と活動内容を教えてください。

「起業に興味を持つ上智学生の居場所を作り、上智から世界へ活躍する人材を輩出する」ということをビジョンに掲げています。
理念の実現のため、アントレプレナーシップを育成していくための様々な活動を行なっています。現時点での活動内容としては、起業家や社会人の方を上智にお招きして勉強会を開催したり、サークルメンバー同志を知っていくための交流会を開催しています。今後はサークルメンバーひとりひとりが企画発起人となり、主体的に活動していくための仕組み作りをしたいと思っています。

——Q5 貢献しているSDGsについて紹介してください。

私たちは、5つのSDGsターゲットに貢献しています。
まず1番目として、SDGs目標4番の「質の高い教育をみんなに」の、ターゲット4「2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。」があります。起業サークルを通して、起業に必要な知識や、人脈を増やせるなどのスキルを得られる機会を若者に提供しています。
2番目で、5番の「ジェンダー平等を実現しよう」のターゲット1「あらゆる場所における全ての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。」に貢献しています。スタートアップや起業は、未だに男性が多く女性の活躍が少ないのが現状です。女性だと、セクハラを受けたり、出産や育児という選択肢を選ぶ方も多いからかもしれません。しかし、Sophia Start-up Clubは、創立者である私も女性で、運営メンバーも女性が多いです。また、メンバーの構成比も男女1:1で、男性が多いスタートアップの世界に対し女性が活発に活躍しています。そこが私たちの特徴であり、貢献しているところだと思います。
3番目、5番のターゲット5「政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。」に貢献しています。今までは男性中心だった起業分野で女性がリーダシップをとって活躍しているところで貢献できていると思います。
次に4番目は、8番目標「働きがいも経済成長も」のターゲット3「生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。」に貢献できています。私たちは、起業やイノベーションのように、ゼロから作っていくことを推奨・推進している学生団体ということで貢献していると思います。
最後に5番目、8番のターゲット6「2020年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。」に貢献しています。若者が自分のキャリアについて考える機会が学生にあまり提供できていないと思いますが、私たちはその機会を作る役割を果たしているのではないかと思います。

——Q6 これからの目標はありますか?

最終的な目標は、私たちの活動が何十年後も続いて、この団体から世界で活躍する人材を輩出することです。
また、卒業生が後輩の支援のために戻ってきて、循環していくシステムを作り、縦と横を繋ぐコミュニティにしていきたいと思います。

——Q7 読者へメッセージをお願いします。

素敵な人との出会いが視野を広げ、自分のやりたいことを磨き、成長できるきっかけになります。そういう熱い学生と出会える場所がSophia Start-up Clubにはあります。
関口: 自分の今いる場所のなかで、何かやりたいという気持ちを大事にすることによって、今後の自身の生活にいい影響をあ与えることができると思います。上智大学は、国際的な環境が整っていて、学びのある大学です。このような恵まれた環境下で過ごす大学生活4年間の間に、自分が何ができるのか、何がしたいのかを考えて行動することで、より充実な大学生活になると思います。
酒井:私は起業サークルを作り行動した結果、世界が大きく広がりました。みなさんもわたしたちと一緒に一歩踏み出してみる学生生活にしてほしいです。
また、最近スタートアップや起業には、優秀な学生たちが沢山流れていて、明るい未来が開けている世界です。皆さんもぜひ触れてみてください。

一歩踏み出してみることで、自分の世界を広げられます。ぜひ「Sophia Start-up Club 」のSNSをご覧になり、活動に興味を持ってください!

(学生職員 オ)

インタビューに応じて下さった「Sophia Start-up Club 」の酒井さん、関口さん、ありがとうございます。

学生団体

起業サークル「Sophia Start-up Club」Sophia Start-up Club