知っていますか?フードロス削減に繋がる学食の「小盛りボタン」
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上智学院サステナビリティ推進本部が2021年11月に開催したイベント「小島よしおさんと学ぼう!いまさら聞けない『なぜ大切?SDGs』」において、本学学生の永長志乃さんから、「食品ロス削減策の一環として、学食のご飯の量をあらかじめ『少なめ』に指定できるシステムがあればよいのではないか」というアイデアが寄せられました。
この発案を受け、上智学院サステナビリティ推進本部は担当部署と相談、食堂のみなさまのご協力のもと、2022年春学期から学生食堂で、ご飯の量を「少なめ」に指定できる「小盛りボタン」を導入しました。
さて、「小盛りボタン」が導入されて一学期間が経ちましたが、上智大学の食品ロスの状況に変化はあったのでしょうか? 2号館5階 学生食堂と東京ハラルデリ&カフェの担当者にヒアリングを行いました。
お話を伺ってみると、実のところ上智大学の学生食堂はかねてより食堂側が事前に用意した食材が余り廃棄するということがほとんどないため、学生食堂での食品ロスにもっとも影響するのは利用者の「食べ残し」であることが分かりました。
つまり、利用者こそが、上智大学の学生食堂における食品ロスの手綱を握っているのであり、その意味で「小盛りボタン」を有効に使うことは、食品ロス削減に大きなインパクトをもたらすといえます。
現在、「小盛りボタン」の利用者はまだ1日に数人とのことですが、一方でボタンを使用せず、口頭で「ご飯少なめ」をお願いする利用者も多いそうです。コロナ禍で声を発しづらかったり、マスクやパーテーションの関係で声がうまく届かないこともあるかと思います。自分のお腹と相談しながら「今日は食べきれないかもしれない」と思ったら、ぜひ「小盛りボタン」の使用を検討してみてください。「小盛りボタン」は各食堂の券売機で、0円で発券できます。東京ハラルデリ&カフェでは、レジ前に置かれている「小盛りカード(画像参照)」を提示することで「ご飯少なめ」をお願いすることもできます。
この記事をお読みいただいた方は、どうかまわりの人にも「小盛りボタン」の存在を教えてあげてください。
また、「小盛りボタン」に関して何かご質問・ご意見等ございましたら、上智学院サステナビリティ推進本部(sustainability-co@sophia.ac.jp)までぜひお寄せください。
- 現在 (2022年9月8日)「小盛りボタン」を発券できる場所 ▼
・2号館5階 学生食堂
・11号館ラウンジ LEOC Sophia Garden
・ホフマン・ホール 4階 東京ハラルデリ&カフェ