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【2023年版】Sophia Refugee Support Group(SRSG)

  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 16:平和と公正をすべての人に
  • 課外活動団体

過去に紹介したSophia Refugee Support Group(SRSG)さんの、最新の活動内容をお届けします!

Sophia Refugee Support Group(SRSG)は、2017年に設立された上智大学を拠点とする学生主導のボランティア団体です。SRSGは、上智大学のデイビッド・H・スレーター教授の「Digital Oral Narratives」という講義で、学生たちが日本で暮らす難民の方々の声を記録し、経験を発信するために300時間を超えるインタビューが行われた「Refugee Voices Japan」という研究プロジェクトから結成されました。

これらの取材から、学生たちは日本における難民が社会から埋もれているだけでなく、彼らは日本への経済的や人口的貢献の可能性を秘めているにもかかわらず、誤解が生じていることに気付きました。そこで、SRSGは、「日本における難民への直接的な支援を提供し、人種、国籍、民族、宗教、性別を問わず、すべての人を歓迎する、よりオープンで多文化的な暖かい日本社会の形成への貢献、そして日本の人々にこの状況を知ってもらう」という目標を立てました。

SRSGの支援活動として、約60名の学生と難民が集まる毎月「難民カフェ」という交流会を開催し、ここはお互い学び合う場となっています。

また、コロナウイルス感染拡大の2020年以降、SRSGはセカンドハーベスト・ジャパンとの協力のもと、各家庭の食事制限に伴う食料を毎月箱詰めし、発送するほか、個人に合わせた衛生用品の配達も毎学期提供し、これまでにそれぞれ900箱と150箱を届けています。

さらに、SRSGは品川にある入国管理局を訪れ、仮放免を求める被収容者に精神的または物資的な支援を提供したり、毎週Zoomを通し日本語を教えたり、難民申請書類の翻訳と情報提供などをしています。また、100人を超える日本の難民・庇護申請者を継続的に支援するための募金活動も行っています。

難民問題に対する認識を高めるため、SRSGは日本の高校を訪問し、講演会を行い、生徒たちに日本における難民の状況を安全に話し合える場を設けています。また、アムネスティ・インターナショナル・ジャパンを含む国際機関との講演活動や、HAYSやMarsh Japanなどの企業との提携も行っています。

SRSGは、日本国民が日本にいる難民の現実を学び、支援し、そして認識を広めることを強く奨励しています。同時にSRSGは、日本で暮らす難民が安全で尊厳のある生活を送れるよう、日本社会と日本にいる難民の架け橋として活動を継続していきます。

学生団体

Sophia Refugee Support GroupSophia Refugee Support Group