『ベラルーシの高校生に対するプレコンセプションケア』
総合人間科学部看護学科 光武 智美 助教
- 研究
【研究の概要】
子どもたちの健やかな成長は世界共通の願いである。本研究は、卒業を控えたベラルーシの高校生に対してプレコンセプションケアを実施し、その効果検証を行うことを目的にしている。放射能汚染やエイズ感染による健康課題を抱えやすいベラルーシの高校生の健康は、将来の妊娠・出産、生まれてくる子どもの健康に影響するという重要な意味を持っている。
プレコンセプションケアは、健康な妊娠・出産を迎えるための教育として、青少年、成人女性及び男性の健康と幸福を増し、その後の妊娠と子どもの健康転帰を改善することが期待されている。プログラム評価の手順に従って組み立てた授業をベラルーシの高校生に対して実施し、現地の研究所の協力を得て効果検証を行う。この取り組みは効果検証を行いながら継続的に実施する。
【将来の発展性】
高校生だけでなく、低学年から学べる段階的・系統的なプレコンセプションケアについて検討し、ベラルーシの子どもたちのニーズに合わせた効果的な授業モデルを開発する。授業モデルの開発に至れば、現地の教育者による継続的な実施が期待できる。
担当教員
光武 智美MITSUTAKE Tomomi
総合人間科学部看護学科