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上智大学公式サステナブルTシャツを製作しました~Sophia Sustainable T-shirts Project~

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昨今、私たちが暮らす社会では、環境問題をはじめとする様々な課題が存在しています。地球規模の課題に対し、一度立ち止まり、自分事として考えてみる機会を創出したい。そのような想いを込めて、上智大学では、公式サステナブルTシャツの販売を行っています。

この製品は、生産時に発生する本来は捨てられるはずの裁断片を再利用した「リサイクルコットン」を一部素材として使用しています。また、GRS認証(※)を取得している企業間のみのやり取りで生産されているため、生産時の環境負荷をできる限りに抑え、かつ労働環境にも配慮されたうえで、生産・流通されているのが特徴です。

※GRS認証とは
アメリカのNPO「テキスタイル・エクスチェンジ」が運営する、リサイクル製品に対する国際的な認証プログラム。設定された環境規準や社会規準に則り、製品が再利用可能な素材から作られていること、リサイクルプロセスが適切に行われていることなどを保証する。
【参考文献】
plaplat「【解説】リサイクル材の工程・品質管理の手段③『GRS』(Global Recycled Standard)」(2023年11月28日) https://division.nagase.co.jp/plaplat/sustaina-techo/grs/、アクセス日2025年1月20日。

誰にとっても身近な衣料を通じて、学生や教職員がサステナビリティに対する理解を深め、持続可能な消費行動を考えるきっかけを提供することを目的に、上智大学の学生及び教職員から、本製品のデザインを公募し、約90件以上の応募が集まりました。その後、1次審査を通過したデザインの中から、2024年12月10日~17日にかけて、学内投票(2次審査)を実施しました。
その結果、亀山愛華さん(国際教養学部 3年)のデザインが選定されました。

【デザインのコンセプト】
このデザインは、上智大学の教育精神「For Others, With Others」とサステナブルの概念が非常に密接にしているということをメッセージとしています。中心にある植物の発芽は、上智生や教職員が授業での学びや課外活動等での実践を通して社会問題の解決へと向かっている姿勢を描いてみました。そして、この芽の双葉は私たちが多様な取り組みに挑戦し続けているのを表しているだけでなく、片方を上智大学のカラーで描くことで、その取り組みが日本から始まり世界へ広がる活動だということを表現しました。さらに、双葉の形状には「Sophia」のSと「Sustainable」のSを融合させることで、上智大学がいかにして持続可能性に深く関わる存在であることかを強調付けました。これらの背景には我々の住んでいる地球を取り入れ、私たちの大学での取り組みが日本の社会だけでなく、地球規模の社会問題に対しての課題解決にも直結していることを表現してみました。

2025年1月16日には、デザイン公募の授賞式を執り行い、学校法人上智学院 理事長のアガスティン サリ先生による表彰状や賞品の授与が行われ、受賞者による挨拶やデザインに込めた想いなどの発表がありました。

最優秀賞に選ばれたデザインは公式サステナブルTシャツに採用され、2025年3月~、パティネスポーツにて販売されます。是非、お買い求めください!