研究紹介 Research
総合人間科学部
- 研究プロフィール
- 精神医学を専攻としておりますが、その中でも精神分析を専門にしており、研究を行っております。精神的な悩みの幅は広く、薬物療法が中心になる精神疾患から、薬物ではなかなか改善しない性格的な悩みまでさまざまです。私の専門である精神分析は、人生上のさまざまな問題を、本人が意識できていない水準から理解することを目標とする治療法です。さまざまな背景を考慮しながら、悩みの個別性を徹底的に重視するところに精神分析の特徴があります。
総合人間科学部心理学科 教授
- 研究プロフィール
- 「働き方」のこれまでとこれからについて、また「働き方」と社会的な不平等がどのように関連しているのか研究しています。「働き方のこれまで」は、使用者と労働者の関係、すなわち雇用関係によって決まっていました。これは産業化と民主化の交差点にあるような関係性で、現代社会に特有のものです。「働き方のこれから」の特徴は、どうやらこの雇用関係から外れていこうとする力で特徴づけられているように見えます。現在の興味関心は、まさにそこにあります。
総合人間科学部社会学科 教授
- 研究プロフィール
- 日本では、こどものメンタルヘルスが社会的問題になっています。世間ではあまり知られていませんが、こどものメンタルヘルスに特化した児童精神科病棟をもつ病院があります。そこでは、こどもだけではなく家族への支援を行っています。しかし、そこの看護師は、日々試行錯誤しながら家族と関わっている現状があります。そこで、看護師が積極的かつ効果的に家族支援ができるように、臨床の看護師とともに研究を行っています。この研究を通して、メンタルヘルスに問題をもつこどもとその家族の“健康”に寄与できればと考えています。
総合人間科学部看護学科 助教
- 研究プロフィール
- 犯罪被害やトラウマに関する研究に取り組んでいます。特に現在は、性暴力被害について取り組んでいます。性暴力は、相手の尊厳を侵害する、重大な暴力です。日本の性暴力の現状を把握し、どのような構造で性暴力が発生するのか、被害からの回復はどのようなプロセスとなるのか、どのような支援が必要か、そもそも性暴力の発生しない社会となるにはどうしたらいいのか、といったことを研究しています。
総合人間科学部心理学科 准教授
- 研究プロフィール
- 人の知覚・認知プロセスとメカニズムについて,実験心理学的な手法を用いて研究を行っています。特に,視覚や聴覚,触覚など複数の感覚情報が交わって知覚・認知が生じる過程である多感感覚相互作用に関して興味・関心を持って取り組んでいます。我々がどのように世界を認識しているか,という基本的なトピックに関する研究に加えて,知覚・認知の仕組みを個人差として捉える視点からも研究を行っています。
総合人間科学部心理学科 教授
- 研究プロフィール
- Carola Hommerich is a Professor at the Department of Sociology, Faculty of Human Sciences, and a core faculty member of the Sophia Program for Sustainable Futures (SPSF).
Her research interest centres on the interrelation of social and subjective well-being. She specifically analyses how experiences of precarity, status anxiety and social exclusion relate to subjective well-being, and how different types of social capital mediate this relationship. Analysing Japanese society in comparative perspective, she has been working with different conceptualisations of well-being, utilizing standard measures of well-being as well as culture specific measures.
Recently, she is also working on attitudes towards climate change, with a specific interest in how environmental attitudes and perceptions of individual efficacy translate into pro-environmental behaviour.
総合人間科学部社会学科 教授
- 研究プロフィール
- 専門は、国際教育開発学(開発途上国の教育と紛争・平和構築)。教育学科開講科目「多文化社会のESDと市民教育」コーディネーター。学際横断プログラムSophia Program for Sustainable Futures(SPSF)の教育学科カリキュラム策定を担当。学術研究特別推進費研究「多文化共生社会におけるESDと市民性教育の評価-成果測定・実践改善に向けた評価手法の検討」(2017~2019)の代表研究者として、ロジックモデルを活用した持続可能な開発のための教育(ESD)の計画・評価手法構築に取り組む。「アジアにおける持続可能な開発のための教育(ESD)をめぐる比較国際教育学研究」(2021~2023、代表:杉村美紀教授)共同研究者。
総合人間科学部教育学科 教授
- 研究プロフィール
- Maria Manzon is an Associate Professor at the Department of Education of Sophia University. She is a core faculty of the Sophia Program for Sustainable Futures (SPSF). Her research interest lies at the intersection of comparative education, religions, and sustainability. For sustainability to be authentic and transformative, it is essential to study how core values and worldviews are formed. Concretely, Asia is the cradle of the world religions which have shaped its cultures and education systems.
She thus explores the potential of religions, in comparative perspective, for sustainability education in such areas as environmental education and women’s education in Asia. As a member of the Strategic Alliance of Catholic Research Universities’ (SACRU) Working Group 2, she undertakes collaborative research with SACRU scholars on the impact of Pope Francis’ Encyclical “Laudato si’: On care for our common home” on higher education.
She is also part of the Sophia-ESD project (2021-2024) which aims to research on the educational practices, policies, and theoretical significance of Education for Sustainable Development (ESD). Her publications include Comparative Education: The Construction of a Field; Origins and Traditions in Comparative Education; and Equity in Excellence: Experiences of East Asian High-Performing Education Systems.
総合人間科学部教育学科 准教授
- 研究プロフィール
- 専門は発達心理学、進化心理学、比較認知科学。伴侶動物であるネコとヒトの関係や、ヒトを一動物種であるという視点をもって、ヒトの子育てについて研究を行っています。ヒトは哺乳類、霊長類の一種ですが、これらの分類群におけるマジョリティとは異なり、母親単独での子育てが不可能な動物といえます。しかし、現在の日本では、母親・親への子育て負担が偏重しています。社会の中での子育てを実現するために、できることは何かを考えています。
総合人間科学部心理学科 准教授