研究紹介 Research
4:質の高い教育をみんなに
- 研究プロフィール
- 日本における移住(労働)者・外国籍者・外国にルーツを持つ住民の支援団体の国内外擁護運動、日本の入国管理政策の変遷、そして日本のこのような実態や経験の分析への国際移動論の応用の可能性と限界などの分析と考察をはじめ、最近では、「国際人権規範」と越境する人々を受入れる国々の「国益」間で生じる「利害関係」によって、当事者に法的に付与される権利の「度合」がどのように形作られるのかの研究に関心を持っている。
総合人間科学部社会学科 助教
- 研究プロフィール
- 応用言語学者。専門はバイリンガリズム・バイリンガル教育。特に継承語教育(日本に居住する外国にルーツを持つ人々の母語保持及び海外在住日系人の日本語保持)、近年では日本人英語学習者・帰国子女のアイデンティティ形成・変容について社会言語学的見地から研究しています。
2007年からはサンパウロ市近辺でフィールドワークを行い、日系ブラジル人の日本語保持について研究してきました。また、2018年には日本代表として参加した国際研究チームで『多言語世界のためのザルツブルグ声明』を発表しました。多言語社会が望ましいとされながらもなかなか実現しない原因を追究するとともに、国際語とされる英語の優位性を批判的な観点から考察しています。
外国語学部英語学科 教授