研究紹介 Research
7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 研究プロフィール
- 専門は環境経済学。経済学の分析手法を使って、環境問題の原因を探ったり、有効な対策を考えたりしています。特に力を入れて取り組んでいるテーマは、環境の経済的価値の評価です。環境の経済的価値を評価することができれば、環境保全の便益や環境破壊の費用を経済的に評価することが可能となり、環境政策について費用便益分析等の経済分析が可能となります。また、環境問題の解決には様々な分野の知識が必要になるため、多様な分野の研究者で構成される学際的な研究プロジェクトに参加し、共同研究を行っています。
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
- 研究プロフィール
- ソフィスティケートエネルギー研究拠点では、水素と窒素の化合物であるアンモニア(NH3)を燃料とすることにより、地球温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)を排出しないエンジンの研究を行っています。アンモニアは水素と比較して輸送コストが小さいことから、エネルギーキャリアとして注目されています。また、冷却水の核沸騰による熱伝達を利用することにより、エンジンの熱効率を向上させる研究も行っています。
本年度からは、アンモニアの燃焼不安定性や沸騰現象の不安定性を調査するために、AIを用いた深層学習(ディープラーニング)の研究を開始しています。
理工学部機能創造理工学科 教授
- 研究プロフィール
- 専門は材料科学、金属材料の強度と破壊、水素脆化。低炭素社会、さらには脱炭素社会に向けて、このような社会を構築するための基盤となる新たな材料創製を目指す。金属材料が自動車や社会インフラで長期間使用されると、水素による破壊、すなわち水素脆化を起こすことがある。
その課題を根本から解決するため、原子スケールから水素脆化のメカニズム解明に取り組み、安全な社会の構築に向けた材料設計指針を提案してきた。また、学協会において産官学のメンバーで構成される水素脆化に関するフォーラム、研究会、研究プロジェクトを立ち上げ、オールジャパンで協力し、解決に取り組んでいる。
理工学部機能創造理工学科 教授
- 研究プロフィール
- 高分子化学、材料化学を専門とし、機能性高分子(導電性高分子、発光性高分子、生体適合性高分子)や有機-無機ハイブリッド材料が持つ秘めた特性や機能を引き出し、工学材料に応用する研究を行っています。
特に、光・エネルギー・バイオ・環境分野への応用を目指しています。分子設計を行い、合成し、得られた化合物を評価し、応用するところまでの過程をしっかりイメージして研究を行うことをモットーにしています。
理工学部物質生命理工学科 教授
- 研究プロフィール
- 有機金属化学と触媒化学に基づき、環境調和型の有機合成反応・有機反応プロセスの開発を目指す。
有機金属化合物の合成・反応とその有機合成反応・重合反応への応用研究をおこなってきた。
現在は有機金属錯体を高度な機能をもつ触媒として利用すべく新規錯体合成や温度応答性ポリマーへの固定化について研究している。
理工学部物質生命理工学科 教授
- 研究プロフィール
- 私の専攻は理論化学と計算化学になります。地球化学、分子生物学、材料科学などの分野で観測される現象を、コンピューターを使って仮想実験を行うことで「ミクロの世界で起きる現象の可視化」に挑戦しています。 フォトクロミック現象は、その反応機構を理論的に解明したトピックのひとつです。 具体的には近年、日光にさらされると白から黄色に色が変わる生地についてのニュースをテレビで見たことがあるかもしれません。 これは、この現象が適用された例の1つです。
理工学部物質生命理工学科 教授
- 研究プロフィール
- 専門は社会言語学、ドイツ語圏地域研究。
とりわけ、社会を形成・運営する基盤としての言語とエネルギーについて研究・教育を行っている。
いずれも、理論的・一般的検討と、しばしば新しい言語観やエネルギー利用法の震源地・実験場となってきたドイツをはじめとするヨーロッパの現地調査の往還をとおして、考察を深めていくことをめざしている。
言語については、地域・国家・国際レベルで多言語状況とどのように向き合っていけばよいのか、またエネルギー面では、ドイツの「エネルギー転換」の背景にある思想とその実践面との関連について研究している。
外国語学部ドイツ語学科 教授
- 研究プロフィール
- 専門領域はマーケティング戦略、および消費者行動論です。ここ数年、マーケティングやビジネスの分野でも、SDGsや持続可能性は重要なテーマとして扱われています。企業が顧客と長期的に好ましい関係性を維持するためには、環境、エネルギー、食品などにまつわる社会的課題へ積極的に取り組み、顧客から「誠実である」、「信頼できる」などと評価されることが重要です。この視点に立ち、企業やブランドに対する信頼感をどのようにしたら醸成できるか、いかに企業として顧客を「社会的に望ましい選択」へと導いていくか、などの問いに対して、顧客の感覚(視覚、味覚などの五感)の役割に注目しながらアプローチしています。
経済学部経営学科 准教授
- 研究プロフィール
- 主にマーケティング領域の中で、消費者とのかかわりによって価値を生み出していく価値共創型のマーケティングの研究を行っている。近年は企業が独自の方法で社会的課題の解決を目指しながらブランドを形成し、コミュニティを作って市場創造を行っていくパーパス・ドリブンマーケティングの研究に取り組んでいる。ビジネスが社会貢献が相乗効果を生み出す仕組みや高齢者や障がい者たちにとって消費行動しやすいユーザビリティについても研究をしている。
経済学部経営学科 教授