研究紹介 Research
9:産業と技術革新の基盤をつくろう
- 研究プロフィール
- 専門は北アフリカ地域研究。エジプトやチュニジアにおける社会経済について研究・教育を行っています。現在関心をもっているテーマは、北アフリカの家族と開発、貧困、社会と自然などです。とくに乾燥地にある北アフリカ地域にとって社会の基盤となる水資源との人々の関わり合いについて考察を深めることを目指しています。
外国語学部フランス語学科 教授
- 研究プロフィール
- 特定の有機カチオンとアニオンを組み合わせると、室温で液体となる塩「イオン液体」が得られる。イオン液体は、イオンのみからなる液体であるため静電的な相互作用力が強く、真空下で加熱しても揮発せず、難燃性である。生活環境に飛散しない、繰り返し何度でも使えるという特徴から、地球に優しい“グリーンソルベント”として注目を集めており、イオン液体を用いた高性能蓄電池やセルロース加工技術の開発に取り組んでいる。
理工学部物質生命理工学科 教授
- 研究プロフィール
- カーボンフリーのエネルギーを実現する水素エネルギーの活用には、水素エネルギーに関する基礎研究が不可欠である。本研究では、水素エネルギーを電気エネルギーに変化する高分子電解質形燃料電池の研究と、太陽光エネルギーを利用した水素製造に関する研究を行っている。
理工学部物質生命理工学科 教授
- 研究プロフィール
- 専門は英語教育学。CLIL(内容言語統合型学習)を用いた英語教育が言語学習および内容学習に与える効果について研究をしている。また、発音教育に興味があり、ネイティブの話す英語に限らず、ノンネイティブ英語の特徴を持つ多様な英語である、リンガフランカとしての英語(English as a Lingua Franca)や世界英語(World Englishes)を上手く理解するための英語教育について研究している。
言語教育研究センター 特任准教授
- 研究プロフィール
- (1)Internet of Things(IoT)を加速する機械学習を用いた「Beyond 5G」無線センサネットワークの低消費電力・高信頼伝送
(2)人工知能(AI)チップを用いたIoTエッジデバイスの小型化・低消費電力化
理工学部情報理工学科 教授
- 研究プロフィール
- SDGs2030年目標期限が10年を切ったいま、「SDGsとういうのはよく聞くけど、なに?」「私たちに関係あるの?」という声はいまだ聞こえます。遠い目標のように見えるSDGsも、実は私たちの生活と直結しているのです。専門の廃棄物管理の観点から、よりSDGsを身近に感じてもらうためのワークショップやカードゲームなどを実施しています。
また、自分の研究テーマである「世界自然遺産の価値保全と住民参加」の観点から、フィールでである小笠原、奄美、西表で「持続可能な離島」達成のために、SDGsの具体化として、離島における「持続可能なツアー」を調査研究しています。
今ままで、20年以上、環境と経済の統合、循環型社会、廃棄物と資源の統合、ライフスタイルの変革、こうしたことを論じてきましたが、なかなか人に届かないと感じていたところ、SDGsを切り口に校正することにより共感性が高まっていることを実感しています。ですので、SDGsを切り口により持続的な社会へ変革していくため、自分の今までの研究を掘り下げ、同時に社会へと発信していきたいと思っています。
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
- 研究プロフィール
- 専門は電力変換・制御工学。「エネルギー・人・物を運ぶ社会インフラを電気工学で最適にデザインする」をモットーに、機械・土木・情報との境界領域にも踏み込み、持続可能な乗り物、特に鉄道の未来技術の創出を目指している。具体的には、制御理論や最適化理論などの適用により車両運転時の省エネルギー化を図り、さらに再生可能エネルギーや電力貯蔵装置を活用し、究極的にカーボンニュートラルを目指した交通システムを模索している。また、交通システムの持つ鉄道の持つ文化的・社会的側面、特に時間とエネルギーとの関係に着目した利便性評価なども組み合わせている。
理工学部機能創造理工学科 教授
- 研究プロフィール
- インパクト投資を特徴づける「社会課題解決への明確な意図」「社会的インパクトの計測・可視化・付加性分析」「投資リターン考慮」は企業のSDGs目標達成に向けてのマイルストーン管理やPDCAサイクルの実践と極めて親和性が高い。企業のパーパス経営に基づくSDGs課題への取組みとインパクト志向が「中長期の企業価値向上」や「投資リターンと社会的リターンの両立」につながる道筋を明らかにすることがインベストメント・チェーンの実効性を高める上で重要と考えられる。
上智大学 特任教授(学校法人上智学院 理事)
- 研究プロフィール
- 専門は平和構築、和平調停、国際関係論。1993年-2004年、NHK報道局ディレクター。企画制作した主なNHKスペシャルに「我々はなぜ戦争をしたのか~ベトナム戦争・敵との対話」(放送文化基金賞)、「イラク復興 国連の苦闘」(世界国連記者協会銀賞)等。退職後、カナダのブリテイッシュコロンビア大学院・政治学科でMAとPhDを取得。2009年からカブールで国連アフガニスタン支援ミッションに勤務、和解・再統合チームリーダーを務める。
2011年より東京大学准教授。2012年8月から2014年8月まで、大学と外務省の人事交流によりニューヨークの国連日本政府代表部の公使参事官。復職後、2016年、上智大学グローバル教育センターに着任。2018年より外務大臣の委嘱による公務派遣で、イラクや南スーダンにも度々訪問し、講演や現地指導者との意見交換などで平和構築への貢献を行っている。
主な著書に”Inclusivity in Mediation and Peacebuilding: UN, Neighboring States, and Global Powers (Edward Elgar 2022)、「内戦と和平~現代戦争をどう終わらせるか」(中公新書、2020年)、"Challenges of Constructing Legitimacy in Peacebuilding: Afghanistan, Iraq, Sierra Leone, and East Timor" (Routledge 2015)、「平和構築~アフガン・東チモールの現場から」(岩波新書 2009年)、「犯罪被害者の声が聞こえますか」(新潮文庫 2008年)、「我々はなぜ戦争をしたのか」(岩波書店 2000年)等
グローバル教育センター 教授
- 研究プロフィール
- 現在の研究領域は1)企業の環境・エネルギー経営戦略、2)クリーンエネルギー技術のイノベーション・普及、3)気候変動とSDGsのインターリンケージ、4)ESG投資、5)環境問題への取り組みを通した地域社会の発展モデルの検討などです。社会的な便益と企業の利益の両方を考えたBase of the Pyramid(BOP)やCreating Shared Values(CSVs)といった持続的なビジネスモデルにも関心があります。環境経営が研究の専門ですが、政策に近い研究課題も取り組んでいます。
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授